3.2 参考情報
3.2 参考情報
迷惑メールフィルタリング機能の設定項目や機能についてご説明します。
【参考】迷惑メール/SPFの判定・度合い付与
迷惑メール判定度付与
判定DBにもとづく迷惑メール度合いをメールのヘッダに自動付与します。
<ヘッダの表示内容例>
X-OCN-SPAM-CHECK:100.00% (少数第2位まで)
SPF判定結果付与
SPF認証結果をヘッダーに自動付与します。
<ヘッダの表示内容例>
Received-SPF: none (OCN: hp-sv010.toc: 10.70.3.21 is neither permitted nor denied by domain of nospf.spfcheck.toc)
【参考】迷惑メールのフィルタリング設定
管理者は「ドメイン全体」および「メールアドレス単位」で設定できます。
迷惑メールの自動処理方法の設定
●迷惑メールとする基準値を定義します。
●定義した基準値を超えた迷惑メールの処理方法を設定できます。
■迷惑メール基準値:
90%以上、100%のいずれかを選択 ※100%推奨
■迷惑メールの処理方法:
※基準値を定義して、いずれかを選択します。
・[そのまま受信する]
・[メールの件名(Subject) に文字列を挿入し、受信する]
※「MEIWAKU!!」か「SPAM!!」のいずれかを選択
・[隔離ボックスに自動的に隔離する]
初期設定:(2018年3月以降にご利用開始の場合)
・迷惑メール基準値:判定90%
・迷惑メールの処理方法:メールの件名に「SPAM!!」 を挿入して受信する
※2018年2月以前にご利用開始のお客さまは、ご契約時の状況により初期設定が異なりますのでご注意ください。
受信拒否リスト設定
●迷惑メール判定にかかわらず、受信拒否するメールの条件を設定し、条件に一致したメールを自動的に削除できます。
※「ドメイン全体に適用する条件」および「アドレス個々に適用する条件」を、各々300個まで設定できます。
※ 削除されたメールは確認できません。また、差出人に削除通知はされません。
■条件設定
・Envelop From:アドレス指定、ドメイン指定
・件名 :完全一致、部分一致
・任意のヘッダ:完全一致、部分一致
・送信元ヘッダ:アドレス指定、ドメイン指定
受信許可リスト設定
●迷惑メール判定にかかわらず、受信許可するメールの条件を設定して、条件に一致したメールを自動的に受信できます。
※ 「ドメイン全体に適用する条件」および「アドレス個々に適用する条件」を、各々300個まで設定できます。(「アドレスフィルタ優先」に設定している場合に、アドレス個々の許可リストをご利用できます)
■条件設定
・Envelop From:アドレス指定、ドメイン指定
・件名 :完全一致、部分一致
・任意のヘッダ:完全一致、部分一致
・送信元ヘッダ:アドレス指定、ドメイン指定
自動隔離リスト設定
●迷惑メール判定にかかわらず、自動隔離するメールの条件を設定し、条件に一致したメールを自動的に隔離できます。
※「ドメイン全体に適用する条件」および「アドレス個々に適用する条件」を、各々300個まで設定できます。
■条件設定
・Envelop From:アドレス指定、ドメイン指定
・件名 :完全一致、部分一致
・任意のヘッダ:完全一致、部分一致
・送信元ヘッダ:アドレス指定、ドメイン指定
優先フィルタの設定
●迷惑メールに対して、指定した処理方法の優先順位を選択できます。
※ 処理順位については、【参考】迷惑メールのフィルタリング処理順位(「アドレスフィルタ優先」の場合、「ドメインフィルタ優先」の場合)を参照してください 。
初期設定:アドレスフィルタ優先
宛先不明メール対策
●迷惑メールフィルタリングの機能に登録されていないメールアドレス宛のメールをブロックできます。
■条件設定:「不明な宛先を含むメールに対する処理」のON/OFF
初期設定:無効(OFF)
SPFによる判定機能
●ドメイン名を詐称した「なりすまし」 メールの対策として、SPF認証(送信元ドメイン認証) の結果をヘッダに付与し、認証結果に基づき[件名]へスタンプを付与できます。または隔離ボックスに格納されます。
■条件設定
・NG メールと判定する SPF 判定結果: fail、failおよびsoftfail
・NG メールに対する処理: 隔離する、件名の先頭に文字列を挿入する
初期設定:無効
【参考】フィルタ処理順位:「アドレスフィルタ優先」の場合
の詳細
【参考】フィルタ処理順位:「ドメインフィルタ優先」の場合
の詳細
【参考】隔離ボックスの操作
迷惑メールの自動処理方法の設定を 「隔離ボックスに自動的に隔離する」 にした場合、迷惑メール判定基準値以上のメールは、隔離ボックスに配送されます。隔離ボックスに配送されたメールは、『迷惑メールフィルタリング コントロールパネル(プレミアム用)』『メールセキュリティコントロールパネル(ビジネス用)』で、以下の操作ができます。
●管理者 :「ドメイン全体」および「メールアドレス単位」に対して操作できます。
●一般利用者: 自分宛のメールのみ操作できます。
閲覧
● 隔離されたメールの一覧、個々のメールの内容を閲覧できます。
一覧表示項目: 送信元、宛先(管理者のドメイン全体表示のみ)、件名、日付、迷惑メール度合いを、一覧で表示します。
検索
● 隔離されたメールの一覧から、条件を指定して、検索できます。
削除
● 隔離されたメールを削除できます。
受信
● 受信許可リストへは登録せずに、メールを受信します。
受信許可リストに登録
● 隔離されたメールを受信するとともに、「受信許可リスト」に登録できます。
■送信者のメールアドレスを受信許可リストへ登録する:
「受信許可リスト」に、送信者のメールアドレスを登録して、メールを受信します。
今後、この送信者から送られてきたメールは隔離されません。
■送信者のドメインを受信許可リストへ登録する:
「受信許可リスト」に、送信者のドメインを登録して、メールを受信します。
今後、このドメインから送られてきたメールは隔離されません。
転送(管理者のみ)
● 隔離されたメールを、任意のメールアドレスに転送できます。
【参考】隔離ボックスの設定
隔離ボックスのディスク容量制限
● 管理者は、メールアドレス単位で、隔離ボックスのディスク容量の上限を設定できます。
※ 上限を超えると、送信元にエラーが返信されます。
隔離ボックスのディスク容量警告メール
● 隔離ボックスのディスク使用量が上限値の80%以上になった場合、警告メールが通知されます。
■契約(ドメイン) 単位:
契約容量の80%を超えると、管理者宛に警告メールを通知します。
■メールアドレス単位:
メールアドレスに設定した上限値の80%を超えると、利用者メールアドレス宛に警告メールを通知します。
メール保存期間
● 管理者は、メールアドレス単位で、隔離されたメールの保存期間を設定できます。
※ 設定した保存期間を超えるとメールは自動的に削除されます。
■設定可能な保存期間:1~14日間 (初期設定は14日間)
隔離メールの一覧通知
● 管理者・一般利用者はメールアドレス単位で、隔離されたメールの概要の一覧を通知設定することができます。
■通知可能な周期:1~14日間 (初期設定は通知なし)
【参考】宛先不明メール対策の設定
「迷惑メールフィルタリング」に登録されていないメールアドレス宛のメールに対して、送信元へエラーメール(UserUnknown) を返し、お客さまのメールサーバーへは配信を行わない機能です。
※「宛先不明メール対策」機能は、管理者が『迷惑メールフィルタリングサービス コントロールパネル(プレミアム用)』『メールセキュリティコントロールパネル(ビジネス用)』で、ドメイン全体への設定として登録できます。
● アドレスの登録がない場合、「存在しないメールアドレス」とみなして送信元にエラーメールを返してしまいます。必ず、ご利用アドレスを全て登録して、本機能をご利用ください。 (ご利用開始後にメールアドレスを追加した際は、都度、本機能へのアドレス登録が必要です。) ● 本機能ご利用の場合、迷惑メール集計レポートは、「実在するアドレス宛のメール通数」を集計したものになります。(ドメイン全体のレポートの受信メール数に、エラー処理したメール通数は含まれません。) ● メーリングリストやメールエイリアスをご利用の場合にも、メールアドレスと同様に、登録が必要です。 |
【参考】SPFよる判定機能
本サービスでは、受信したメールについて、送信元の認証(送信ドメイン認証:SPF) を行い、認証結果をメールヘッダに追加しています。
この認証結果を元に、送信元を偽って送られた「なりすまし」 メールの可能性があるメールに対して、件名にスタンプを付与したり、隔離する事ができます。
【参考】誤判定メールのフィードバック
本サービスにおける迷惑メールの検出率は98%を超えていますが、まれに誤検出があった場合は、管理者および一般利用者が、該当メールを「判定データベースへフィードバック」できます。
フィードバック機能
■正常メールのフィードバック:
本来正常なメールが誤って迷惑メールと判断された場合、その正常メールをフィードバックすることができます。
■迷惑メールのフィードバック:
本来迷惑メールであるのに、迷惑メールと判定されなかったメールをフィードバックできます。