4.2 管理者と利用者について

2024年3月14日

4.2 管理者と利用者について

4.2.1 管理者とユーザーの違い・概念について

ここでは、「管理者」と「ユーザー」の違いについて説明します。

サーバー管理者とユーザーの定義

本サービスにおけるユーザーには、下記の2種類があります。

【管理者】
契約者に対して本サービスから1つ払いだされる『管理者としてのユーザー(=サーバー管理者)』で、コントロールパネルから各種設定を行なうことができます。管理者のID・初期パスワードは『ご利用内容のご案内』に記載されています。

【ユーザー】
管理者が追加/設定できるユーザーです。ユーザーID・パスワードも、管理者が独自に設定できます。

サーバー管理者とユーザーの定義の図

利用者の権限

管理者は利用者に対し、下記2種類の権限を組み合わせて付与できます。

  • メール :メール送受信に関する権限です。
  • ファイル:ご契約サーバー上でのファイル操作に関する権限です。

4.2.2 管理者の注意点

本サービスで定められている、アカウント作成(ユーザー登録)の時点の基本ルールは、以下の通りです。

  • 管理者権限は「管理者(1名)」のみが持ちます。
     
  • 管理者は、「ドメイン管理者(対象ドメインのみに範囲が限定された管理権限を持つ)」と「ユーザー(管理者権限を持たないユーザー) 」 を登録できます。ユーザーに対しては、ユーザーの範囲に限定した権限付与が可能です。
     
  • 管理者は、全てのドメインに対して管理権限を持ちます。ドメイン管理者は、対象ドメインのみの管理権限となります。
     
  • 管理者は、ユーザーに対して、メール/ファイルの権限を設定できます。メール/ファイルの権限はユーザーごとに個別の設定が可能です。
     
  • 管理者には、メール/ファイルの権限が付与されています。これらは削除できません。
アドバイス
ユーザーに付与した権限は、次の方針で運用することをお勧めします。
※ 「不要な権限」や「使用していない機能」への不正アクセスなどを防ぐことが目的です。

● 使用しない権限は付与しない。
● 使用しなくなったアカウントは、速やかに「利用停止」とする。その後、必要に応じて削除をする。
● 不要になった権限は、速やかに削除する。
● 定期的に監査を実施し、不要なアカウントや不要な権限を洗い出す。

4.2.3 ユーザーに与える権限について

管理者から権限を付与されることで、ユーザーは、「メールの送受信」や「ファイル管理機能」を利用できるようになります。

メール権限

  • メール権限を付与されたユーザーは、ユーザーID@お客さまドメイン名(例:shain1@example.jp)のメールアドレスを持ちます。
  • メール権限を付与されないユーザーは、メールアドレスを持ちません。また、本サービスのコントロールパネル上に「メール」のメニューが表示されません。

メールの詳細

メールの詳細の図
注意事項
メール権限を持たないユーザーは、ウェブメール(Active!mail)も利用できません。
アドバイス
当マニュアルでは、メール権限の設定方法のみ記載しています。
メールソフトの設定については、『メール設定マニュアル』をご参照ください。

ファイル権限

ファイル権限を付与されたユーザーは、コントロールパネルやFTPソフトを利用して、ユーザー自身に割り当てられたディレクトリ内に関して以下の作業が可能です。

  • ディレクトリやファイルのアップロード/ダウンロード
  • ディレクトリやファイルの参照
  • ディレクトリやファイルの作成/削除
  • ディレクトリやファイルのアクセス権限変更