4.1 管理者と利用者について
4.1 管理者と利用者について
4.1.1 管理者と利用者(一般ユーザー)の違い・概念について
ここでは、「管理者」と「利用者(一般ユーザー)」の違いについて説明します。
管理者と利用者の定義
本サービスにおけるユーザーには、下記の2種類があります。
【管理者】
契約者に対して本サービスから1つ払いだされる『管理者としてのユーザー(=サーバー管理者)』で、コントロールパネルから各種設定を行なうことができます。
管理者のID・初期パスワードは『ご利用内容のご案内』に記載されています。
【利用者(一般ユーザー)】
管理者が独自に追加・設定できるユーザーです。ユーザーID、パスワードは管理者が独自に設定することが可能です。
利用者(一般ユーザー)の権限
管理者は利用者に対し、下記2種類の権限を組み合わせて付与することができます。
● メール :メール送受信に関する権限です
● ファイル:ご契約サーバー上でのファイル操作に関する権限です
4.1.2 管理者の注意点
本サービスでは、アカウント作成の時点で、定められている基本ルールがあります。
ユーザー登録に関する基本ルールを、次に示します。
- 管理者権限は「管理者(1名)」のみが持ちます。
- 管理者は、「利用者(管理者権限を持たない一般ユーザー)」を登録できます。
利用者に対しては、利用者の範囲に限定した権限付与が可能です。 - 管理者は、利用者登録の「有効(再開)」と「無効(停止)」の切り替えができます。
「無効」に設定された利用者は、すべての機能が使用できなくなります。 - 管理者は、利用者に対して、メールおよびファイルの権限を設定できます。
メールおよびファイルの権限は、ユーザーごとに個別の設定が可能です。 - 管理者には、メールおよびファイルの権限が付与されています。これらは削除できません。
利用者に付与した権限は、次の方針で運用することをお勧めします。 ※「不要な権限」や「使用していない機能」への不正アクセスなどを防ぐことが目的です。 ● 使用しない権限は付与しない。 ● 使用しなくなったアカウントは、速やかに「無効(停止)」とする。その後、必要に応じて削除をする。 ● 不要になった権限は、速やかに削除する。 ● 定期的に監査を実施し、不要なアカウントや不要な権限を洗い出す。 |
4.1.3 利用者へ与える権限について
ここでは、利用者に与える権限の詳細についてご説明します。
管理者から権限を付与された利用者は、メールの送受信やウェブの公開が可能になります。
メール権限
- メール権限を付与された利用者は、ユーザーID@お客さまドメイン名(例:example1@example.co.jp)のメールアドレスを持ち、メールの送受信が可能になります。
- メール権限を付与されない利用者はメールアドレスを持ちません。また、本サービスのコントロールパネル上に「メール」のメニューが表示されません。
メールの詳細
メール権限を持たない利用者は、ウェブメール(Active!mail)も利用できません。 |
メールの設定について、当マニュアルではメール権限の設定方法のみ記載しています。 実際のメール送受信方法やメールソフトの設定については、それぞれ以下のマニュアルをご参照ください。 『利用者マニュアル』の「3.メール」 ※コントロールパネルで設定する「メール受信設定」 『メール設定マニュアル』 ※メールソフトの設定手順 『Active! mail利用マニュアル』 ※ウェブメールの利用方法 |
ファイル権限
ファイル権限を付与された利用者は、コントロールパネルやFTP ソフトを利用して、以下の作業が可能になります。
■利用者自身に割り当てられたディレクトリ内に関して
・ディレクトリやファイルのアップロード/ダウンロード
・ディレクトリやファイルの参照
・ディレクトリやファイルの作成/削除
・ディレクトリやファイルのアクセス権限変更
■共有ディレクトリに関して
・利用者自身に割り当てられたディレクトリの一部の共有化
・共有化されたディレクトリの参照
■ホームページに関して
・利用者がお客さまドメインの中でホームページを公開可能
・利用者自身のホームページディレクトリにアクセス可能
ファイル権限を持たない利用者は、以下の作業を利用できません。 ・「共有ファイル」機能へのアクセス ・FTP ソフトを使ったファイル転送 ・利用者自身のホームページディレクトリへのアクセス ・ホームページ公開 外部にホームページを公開するには、管理者が該当する一般ユーザーに対し、「公開用ディレクトリ」を作成する必要があります。詳しくは『管理者マニュアル』を参照してください。 |
利用者のホームページディレクトリは、以下です。 ~/www/htdocs/ <公開用ディレクトリ名> |
4.1.4 権限の付与例
各利用シーンにおける利用者への権限付与の具体例について、ご案内します。
A)「メール」だけを使用する利用者を作成する
メールの送受信のみができる利用者の設定例です。
※ メールアドレスは「ユーザーID@お客さまドメイン名」になります。
B)「ファイル操作(ホームページを公開)」可能な利用者を作成する
ホームページの作成を担当する利用者の設定例です。(メール送受信は行わない場合)
C)すべての機能を使用する利用者を作成する
メール、ファイル操作(ホームページ公開)のすべての機能を使用する利用者の設定例です。
※ ホームページ公開、かつメール送受信が必要な利用者に対して設定してください。