4.8 メールインポート

2024年1月31日

4.8 メールインポート

他社のサービスやお客さまで管理されていたメール(eml形式)を、「メールインポート」機能を使用して、保存メールとして取り込むことができます。

注意事項
● メールのインポートには、ディスク使用量が70%未満である必要があります。事前にサーバのディスク空き容量をご確認ください。

● メールインポート機能を利用するには、【基本設定】で「全文保存」機能を有効にする必要があります。また、「全文保存」の設定により、インポート対象となるメールが異なります。詳細は、後段の「事前確認」を参照してください。

1)【メール管理】画面のサイドメニューから[メールインポート]をクリックします。

手順1)の図

2)「メールインポート」画面が表示されます。

手順2)の図
  • eml形式のファイルをzip形式で圧縮して、「メールインポート」画面からアップロードします。
  • 1度にアップロードできる「ファイルのサイズ」「最大のアップロード容量」には制限がありますので、ご注意ください。
    ※ 詳細は「メールのアップロード」をご確認ください。
  • アップロードしたファイルは、1日に1回(夜間~早朝)インポート処理が実行され、翌日から閲覧することが可能です。

アップロードから確認までの手順は以下の通りです。

Step1 ■利用環境の事前確認
インポートを行う前に、事前にお客さまのご利用環境をご確認ください。
ご利用環境の設定によっては、インポートが行えない場合があります。
参照)事前確認
Step2 ■圧縮ファイルの作成
インポートを行うメールの圧縮ファイルを作成します。
圧縮ファイルの作成には、ファイルサイズの制限などがありますので、ご確認の上、ファイルを作成してください。
参照)メールのアップロード 手順1)
Step3 ■圧縮ファイルのアップロード
「メールインポート」画面から、Step2で作成した圧縮ファイルをアップロードします。
参照)メールのアップロード 手順2)~
参照)アップロードの取り消し
■メールのアップロード(バッチ処理)
お客さまがアップロードしたメールファイルのインポートを、バッチ処理にて行います。この作業は、1日1回早朝に実施されます。
Step4 ■インポートの確認
翌朝、アップロードされたメールの更新結果を確認します。
インポート結果は、「管理者」と「副管理者(保存メール権限あり)」にメールで通知されます。
参照1)インポートの確認
参照2)通知メール
Step5 ■メールの閲覧
インポートされたメールは、保存メールの閲覧画面より、検索・閲覧が行えます。

事前確認

《確認1》
メールインポート機能を利用するには、【基本設定】の「全文保存」機能を有効にする必要があります。また、インポート対象のメールは、「全文保存」の設定に依存します。
下表を参照の上、現在の「全文保存の設定」と「インポートしたいメールの種類」をご確認ください。

確認1の図
全文保存の設定インポートしたいメールの種類
「送信メールを全文保存する」 をチェックメールヘッダーのFromに ご契約ドメインアドレスを含む
(ご契約ドメインから送信したメール)
「受信メールを全文保存する」をチェックメールヘッダーのTo,Cc に ご契約ドメインアドレスを含む
(ご契約ドメインで受信したメール)
両方にチェックメールヘッダーに ご契約ドメインアドレスを含む
(ご契約ドメインの送受信メール)

《確認2》
インポートを行える管理者は、主管理者と、保存メール権限を持つ副管理者です。
フィルタ・保留権限のみの副管理者は、インポートは行えません。

《確認3》
インポート対象のメールの日付が、【基本設定】の「保存メール自動削除」で指定されている日数以内であることを確認してください。
※[保存日数]以前のメールは、インポートが完了しても、自動削除の対象となり削除されます。

<保存メール自動削除の設定>

保存メール自動削除の図
注意事項
[保存日数]以前のメールは、インポート後に自動的に削除されるため、画面上は表示されません。この場合、インポート機能としてのエラーは表示されませんので、ご注意ください。

メールのアップロード

1)インポートしたいメール(emlファイル)をzipファイルで圧縮します。

zip形式以外の圧縮形式では、インポートできません。
※ 形式やサイズなど、以下について必ずご確認ください。

インポート可能なメール形式 eml形式のみインポート可能(mboxは非対応)
ファイル形式 zip形式のみ、インポートが行えます。
ファイル名に使用できる文字 半角大小英数字
+ – _(アンダースコア) .(ピリオド)
※ 半角/全角スペースは使用できません
zipファイルサイズ 1ファイルあたり100MB
アップロード容量 1ドメインにつき、最大1GBまで
注意事項
● ZIP圧縮したファイルにパスワードロックがかけられていると、インポートできません。
● Mac OS標準のメールソフトで生成したemlファイルやMac OSでZIP圧縮したファイルは正常にインポートできません。

2)「メールインポート」画面で[参照]をクリックして、手順1)で作成したZIPファイルを選択します。

手順2)の図

3)選択したファイルが正しければ、[確認]にチェックを入れて、[アップロード]をクリックします。

手順3)の図

4)アップロードが完了すると、「アップロード済みファイル」欄に、アップロードしたファイル名と、完了のメッセージが表示されます。

エラーメッセージが表示される場合は、表示のメッセージをご確認の上、アップロードしたファイルの確認を行ってください。

手順4)の図

アップロードの取り消し

  • アップロードしたファイルは、夜間のインポート処理が行われる前であれば、取消しすることが可能です。
  • 取消しを行う場合は、「アップロード済みファイル」欄で、削除したいファイルのチェックボックスを選択して、[削除]をクリックします。
アップロード取り消しの図

インポートの確認

  • 夜間のインポート処理が完了すると、翌朝にはインポートされたメールをご確認いただけます。
  • インポート処理中の場合は、「インポート中ファイル」欄に、処理途中のファイル名が表示されます。
インポート中ファイルの図
  • インポート処理が完了すると、「インポート済みファイル」欄に、アップロードしたファイルが表示され、インポート完了の通知メールが送信されます。
インポート済みファイルの図
  • 「インポート済みファイル」欄には、直近10件までのファイルが表示されます。
  • インポートされたメールは、「保存メール検索」から検索して、閲覧できます。

通知メール

  • インポートが成功/失敗した場合、「管理者」と「副管理者(保存メール権限をもつ)」宛てに、それぞれ以下のようなメールが送信されます。
  • メールインポートを実行された後は、ご登録のメールアドレス宛に送信されるメールもあわせてご確認ください。

<通知メールの例:インポート成功時>

インポート成功時の図

<通知メールの例:インポート失敗時>

インポート失敗時の図
アドバイス
インポートが失敗した場合は、表示されるエラーメッセージを参考に、再度zipファイルの作成と、アップロードを行ってください。